CustomScript

ページ

2020年5月29日金曜日

画像ビューアー 「NeeView」37.0 更新しました

  • .NET Framework 4.8
  • WPF
画像ビューアー NeeView を 37.0 に更新しました。
大きめの変更になります。下記更新履歴の重要項目を特にご確認ください。

37.0

(2020-05-29)

重要

  • x86版とx64版にパッケージを分離
    • 通常はx64版を使用します。OSが32bitの場合のみx86版を使用してください。
    • インストーラー版は旧バージョンのアンインストール後のインストールを強くお勧めします。
      • x86版とx64版は別アプリ扱いになり、意味はありませんが同時にインストール可能です。x86版は旧バージョンを上書きします。
    • Susieプラグインはどちらの版でも32bitプラグインをご使用ください。
  • .NET framework 4.8
  • 設定ファイルのフォーマット変更
    • 設定の構造を変更し、フォーマットをJSONに変更しました。これまでのXML形式の設定ファイルも読み込み可能で、JSON形式に自動的に変換されます。
    • 設定ファイルの後方互換性はおおよそ1年ほど維持されます。つまり2021年の夏頃のバージョンでは旧XML形式は読み込めなくなる予定です。エクスポートされた設定データも同様です。

新着

  • 起動高速化:ZIP版を含め、旧バージョンより起動が高速化します。
  • ナビゲーター:回転やスケール変更などの画像操作を行うナビゲーターパネルを新しく追加。
  • ナビゲーター:「基底スケール」設定を追加。ストレッチ適用サイズをさらに補正します。
  • ナビゲーター:「ページを移動しても回転を維持」等の設定をナビゲーターパネルに移動。
  • ナビゲーター:自動回転設定かつ回転の維持をONにしている場合、ブック読み込み時にその回転方向を強制するようにした。
  • スクリプト:JavaScriptでコマンドを拡張できるようになりました。詳細はスクリプマニュアルを参照してください。(ヘルプ > スクリプトヘルプ)
  • スクリプト:既定では無効化されており、使用するためには設定で有効にする必要があります。(設定 > スクリプト)
  • コマンド:「設定を保存」追加。
  • コマンド:「前の表示ページに戻る」「次の表示ページに進む」追加。ページ単位の内部履歴をたどります。
  • コマンド:「外部アプリで開く」コマンドパラメータのプログラムパスにNeeView自身を起動するためのキーワード "$NeeView" を追加。
  • コマンド:「ランダムなページに移動」追加。
  • コマンド:「ランダムなブックに移動」追加。
  • コマンド:「前のNeeViewに戻る」「次のNeeViewに進む」追加。複数起動時にNeeViewを切り替えます。
  • コマンド:「名前をつけてファイルに保存」画像保存ダイアログで登録されたフォルダーを選択できるようにした。
  • コマンド:N字スクロールのみの表示操作用コマンド「N字スクロール↑」「N字スクロール↓」追加。
  • コマンド:スクロール系のコマンドパラメータにスクロール時間設定を追加。
  • システム:名前順の並び替えに自然順を適用する設定追加。(設定 > 全般 > 自然な名前順)
  • システム:マウスクリックでウィンドウをアクティブ化したときのマウス操作を無効にする設定を追加。(設定 > ウィンドウ > マウスでウィンドウを~)
  • パネル項目:ダブルクリックでブックを開く設定追加。(設定 > パネル > ダブルクリックでブックを開く)
  • パネル項目:複数選択できるようにした。
  • パネル項目:リストのサムネイル表示やバナー表示でもポップアップ設定できるようにした。(設定 > パネルリスト項目 > * > アイコンのポップアップ)
  • パネル項目:リストのサムネイル表示でのホイールスクロール速度倍率設定を追加。(設定 > パネルリスト項目 > サムネイル表示でのマウスホイールスクロール倍率)
  • サムネイル:画像解像度設定を追加。(設定 > サムネイル > サムネイル画像解像度)
  • 本棚:現在開いているブックを示すオレンジ色のマークを追加。
  • 本棚:現在の項目数を表示する設定を追加。(設定 > 本棚 > 項目数を表示)
  • 本棚:Backキーで上位フォルダーに移動するショートカット削除。
  • 本棚:項目の種類を区別せずにソートする設定追加。(設定 > 本棚 > ファイルの種類を区別しない並び替え)
  • 本棚:既定の並び順設定「標準の既定の並び順」「プレイリストの~」「ブックマークの~」を追加。(設定 > 本棚)
  • 本棚、ページリスト:コンテキストメニューに「外部アプリで開く」を追加。
  • 本棚、ページリスト:コンテキストメニューに「フォルダーにコピー」を追加。
  • 本棚、ページリスト:コンテキストメニューに「フォルダーに移動」を追加。ファイルの移動ができるようにした。ファイル操作許可されている場合のみ有効。
  • 本棚、ページリスト:右ボタンドラッグに移動属性を追加。エクスプローラーにドロップすることでファイル移動できるようになる。 ファイル操作許可されている場合のみ有効。
  • ページリスト:移動ボタン追加。
  • ページリスト、ページマークリスト:画像ファイルを外部にドラッグできるようにした。
  • 履歴:現在ブックの場所の履歴のみを表示する設定を追加。(履歴パネルのメニュー > 現在のフォルダーのみ)
  • 履歴:無効な履歴を起動時に自動削除する設定を追加。(設定 > 履歴 > 無効な履歴を自動削除)
  • エフェクト:エフェクトパネルにトリミング設定追加。
  • エフェクト:「ドットのまま拡大する」の適用倍率設定を追加。(設定 > エフェクトパネル)
  • ルーペ:開始カーソル位置を画面中央にする設定追加。(設定 > ルーペ > 開始カーソル位置を画面中央にする)
  • ブック:ブック終端での先読みをページ送りの逆方向にも行うようにした。
  • ブック:ページ終端挙動に「ダイアログで確認」を追加。(設定 > 移動 > ページの終端を超えて移動しようとした時の挙動)
  • ブック:2ページ表示のときにページの終端にダミーページを表示する設定追加。(設定 > ブック > ダミーページを挿入する)
  • ブック:ブックが開けない場合の通知設定を追加。(設定 > 通知 > ブックにページがない場合にメッセージを表示する)
  • ブック:シャッフルしたときにページをリセットする設定を追加。(設定 > ブック > シャッフルしたときにページをリセット)
  • 画僧ドラッグ操作:「範囲を選択して拡大」を追加。(設定 > マウス操作 > ドラッグ操作設定)
  • 画像ドラッグ操作:拡大と同時に画面中央に移動するマウスドラッグ操作「拡大縮小(スライド式、中央寄せ)」を追加。(設定 > マウス操作 > ドラッグ操作設定)
  • 起動オプション:起動時にスクリプトを実行するオプション "--script" 追加。
  • 起動オプション:ウィンドウ状態を指定するオプション "--window" 追加。
  • 設定:検索ボックスの追加。
  • 設定:コマンド設定のリストに検索ボックス追加。
  • 設定:SVGの拡張子を設定できるようにした。(設定 > 対応形式 > SVGファイルの拡張子)
  • 設定:Susieプラグイン設定に「全有効/解除」ボタン追加。

変更

  • コマンド:ショートカット"Back","Shift+Back"の割当をページ履歴操作コマンドに変更。
  • コマンド:「スクロール+次のページに進む」「スクロール+前のページに戻る」コマンドのN字スクロールの挙動改善。移動の割合を均等にした。
  • コマンド:「スクロール+次のページに進む」「スクロール+前のページに戻る」コマンドパラメータに「ページ移動猶予(秒)」追加。あわせて「スクロール停止」フラグは廃止。
  • システム:エクスプローラーの削除確認ダイアログ挙動変更。ごみ箱にはいらないときのダイアログだけ表示するようにした。
  • システム:本棚等の内部履歴の上限が無制限だったのを100に変更。
  • 表示:ウィンドウサイズが変わったときに表示画像位置を調整しないようにした。
  • 表示:キャプションがメインビューに恒久的に表示される場合に画像が隠れないようにした。
  • パネル:パネルリストの左右キー操作を既定で無効にした。(設定 > パネル > サイドパネルでの左右キー有効)
  • 本棚:検索ボックスのレイアウト変更。検索設定は本棚パネルのメニューに移動。
  • サムネイル:キャッシュのフォーマットを変更。これまでのキャッシュは破棄されます。
  • サムネイル:キャッシュの保存場所をフォルダーのパスからファイルのパスに変更。
  • サムネイル:キャッシュの有効期限が設定可能にした。(設定 > サムネイル > サムネイルキャッシュの保存期間)
  • サムネイル:サムネイル画像解像度等の設定が変更された場合、異なる設定のキャッシュは自動的に再生成されるようにした。
  • ブック:透過画像の背景にチェック模様を指定できるようにした。(設定 > 対応形式 > 透過画像の背景をチェック模様にする)
  • ブック:標準画像ファイルの拡張子を編集できるようにした。(設定 > 対応形式 > 画像ファイルの拡張子)
  • ブックページ:操作感変更。ブックページ画像上でもジェスチャーが有効になるようにし、ダブルタッチでブックを開けるようにした。
  • ブックページ:レイアウト変更。フォルダーアイコン表示を削除。
  • ブックページ:画像のサイズ設定追加。(設定 > ブック > ブックページ画像サイズ)
  • Susie:64bitOS環境で "C:\Windows\System32" にSusieプラグインでアクセスできるようにした。
  • 起動オプション:フルスクリーオプション "-f" を廃止。
  • 設定:ページ表示設定をブック設定に統合、dip関係の設定を画像形式設定に移動。
  • 設定:設定ページの再編。「表示」項目を再編成し「ウィンドウ」「パネル」といったグループに再編。
  • 設定:外部アプリ設定を廃止、「外部アプリで開く」コマンドのコマンドパラメータで指定するように変更。プロトコル設定、区切り文字設定を削除。
  • 設定:クリップボード設定を廃止、「ファイルをコピー」コマンドのコマンドパラメータで指定するように変更。区切り文字設定を削除。
  • その他:「表示サイズ」を「ストレッチ」に名称変更。
  • その他:検索ボックス、アドレスバー等でのEscキーをコマンドショートカットとして受け付けるようにした。
  • その他:各種ライブラリ更新。
  • その他:細かなレイアウト修正。

修正

  • サムネイル画像作成失敗時にクラッシュする可能性のある不具合修正。
  • プレイリストの検索でクラッシュする不具合修正。プレイリストは検索に対応していないので無効化した。
  • サブフォルダーを含めてブックを開くときに開けない圧縮ファイルがあった場合にブックそのものが開けない不具合修正。そのファイルのみスキップするようにした。
  • 圧縮ファイルの名前変更に失敗する可能性のある不具合修正。
  • ウィンドウ最小化からの復帰で画像位置が変更される不具合修正。
  • その他細かな不具合修正。



再びパッケージを分けることになりました。x86版の需要ってあるのかな…。

16 件のコメント:

  1. 更新ありがとうございます。

    エクスプローラの右クリックメニューにneeviewで開くというコマンドが追加され
    これは36.0の更新履歴によれば 設定>全般>エクスプローラーのコンテキストメニューに登録 で設定できるようですが
    37.0では設定が見当たらないかと思いますのでご報告までに。

    返信削除
    返信
    1. 設定での登録はZIP版のみの機能となります。インストーラー版ではインストール時のカスタムセットアップで選択ししてください。

      削除
  2. 更新ありがとうございます。
    痒いところに手が届くような変更追加盛りだくさんで、自分好みにカスタマイズするのが非常に楽しいです。
    特に起動高速化には驚かされました。本当にありがたいです。

    一つ気になったところあります。
    ストレッチの項目「ウィンドウサイズに合わせる」が以前と挙動が変わり、拡大縮小サイズがリセットされません。
    しかし今回の仕様も便利だと思うので、選択できるようにしていただけると嬉しいです。

    返信削除
    返信
    1. ご報告ありがとうございます。
      同じストレッチをメニューやコマンドで選んだときの挙動ですね。
      こちら、意図した挙動ではありませんのでもとの挙動になるように修正いたします。

      削除
  3. 素晴らしいソフトをありがとうございます。
    マウスカスタマイズ、キーカスタマイズともに快適に設定することができます。

    スライドショーに関しましての質問です。
    現状は画面より大きな画像はそのまま次の画像へと進んでいきますが
    N字スクロールでのスライドショーという設定はできないのでしょうか?

    返信削除
    返信
    1. 現状では設定できません。
      対応を検討いたします。

      削除
  4. 更新ありがとうございます。
    設定ー全般の「ファイル削除時に確認ダイアログを表示する」にチェックを外していても削除時にダイアログが表示されてしまいます。
    よろしければご確認お願いします。

    返信削除
    返信
    1. ご報告ありがとうございます。
      現象を確認しました。修正します。

      削除
  5. 質問すみません、ページの拡大率固定の機能ってありますか?
    次のページに行っても同じ拡大率のままというような

    返信削除
    返信
    1. ナビゲーターパネルのスケール項目の右にプッシュピン型のボタンがありますので、それをONにしてください。
      ページ変更でも拡大率を維持するようになります。

      削除
  6. 大規模な更新お疲れ様です。
    毎日便利に、そしてありがたく利用させてもらっています。

    今回のスクリプト対応によって操作の更なる省力化が実現できました。
    以前のバージョンでときどき遭遇した強制終了も今のところなく、安定性も確実に高まっている印象を受けます。
    率直に言ってこの新バージョンは素晴らしいです!!


    感想ついでに要望を一つ書かせてもらいます。
    ぜひとも一度ご検討ください。

    要望:
    パネルの自動表示の判定幅を縦方向・横方向でそれぞれ個別に設定できないでしょうか?
    (縦方向は狭く、横方向は広く判定幅を設定したいです)

    背景:
    左右のパネル幅をそれなりに広くとって利用しているので、縦方向に狭いディスプレイにおいて縦側(メニュー/フィルムストリップ)の誤爆を
    考慮した判定幅を設定すると、一旦左右の奥までポインタを移動させたのちにパネル内の(操作したい)各要素へポインタを戻す、という操作が必要になっています。
    現状は判定幅が縦横共通であるため縦の誤爆と横の移動距離抑制を両立させることは難しく、個別に設定できるとうれしいです。

    返信削除
  7. どうもお世話になってます
    質問」なんですが
    > x86版とx64版にパッケージを分離
    とのことでNeeView x64版(ZIP)の方でアップデートしようかと思いましたが
    Susieプラグイン(.spi)や7-zip32.dllなどの.dllは
    x64のSusieプラグイン(.sph)や7-zip64.dllに
    変えないといけないのかそのままでいいのかどちらでしょうか?
    変更必要ならx64のSusieプラグインは少ないのでNeeView x86版を使わせてもらおうかと思ってるのですが
    よろしくお願いします

    返信削除
    返信
    1. Susieプラグイン処理サブプロセスはどちらの版でも32bitで動作していますので、32bitプラグインのみのサポートとなります。
      7-Zip用の7z.dllはメインプロセスで使用されるため、これを置き換える場合はx86,x64にあったdllを選択する必要があります。

      削除
    2. 確かに混乱しそうな情報ですので、更新内容に追記しました。

      削除
  8. 初めまして、こんにちは。

    ページ表示を「2ページ表示」にしている時に、
    ページスライダーをマウスドラッグすると、1ページずつスライドしますが、
    これは仕様なのでしょうか?

    2ページ表示にしている時には、2ページずつスライドする方が
    ページをスライドしやすいので、設定に用意して頂けますと助かります。

    例えば、現在、『20ページと21ページ』が表示されていて、スライダーを1コマ動かすと、
    『22ページと23ページ』が表示されるようにして欲しいです。
    現在は、『21ページと22ページ』が表示された後に、『22ページと23ページ』が表示されるのですが、
    『21ページと22ページ』の表示はない方が読みやすいので、どうかよろしくお願い致します。

    返信削除
    返信
    1. ご要望ありがとうございます。
      対応を検討します。

      削除