- VS2013
- WiX3.9
Windows Installer XML toolset(ウィックス)は、XML ドキュメントから Windows Installer (MSI) パッケージを作成するためのフリーソフトウェアのツールセットである。WiX はコマンドラインベースの環境をサポートしている。(by Wikipedia)
WiXについては下記ページを参照してください。
WiX Toolset (公式)
http://wixtoolset.org/
WiXチュートリアル(日本語訳)
http://wix.softark.net/
今回はVisualStudioでWiXを使ってみます。 そこそこの見栄えにするため、チュートリアルの2.4ぐらいまで進めていることを前提にします。
チュートリアルはコマンドラインですが、標準ではパスが通っていません。下記のようなバッチを作ってそこから作業すると良いでしょう。
@set Path=%Path%;C:\Program Files (x86)\WiX Toolset v3.9\bin @start /b
WiXをインストールするとVisualStudioでWiXのプロジェクトが作れるようになります。
次のムービーを参考に最小のWiXプロジェクトを作ってみてください。
私は英語がわかりませんが、操作を見ていればなんとなくわかります。映像は偉大です。
チュートリアルとWiXの構造が違うように見えますが、<Fragment>で要素が外に置かれているだけです。新しい要素としては、<MajorUpgrade>はアップグレードの簡易設定用で、<MediaTemplate>は<Media>に替わるもの?です。
で、実際に自分のプロジェクトでやってみたときのWiXコードがこれです。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?> <Wix xmlns="http://schemas.microsoft.com/wix/2006/wi"> <Product Id="*" Name="テストアプリ" Language="1041" Codepage="932" Version="1.0.0.0" Manufacturer="テストアプリ製作所" UpgradeCode="YOURGUID-6dddd4f9-12ba-476a-92bb-92f4460670cf"> <Package InstallerVersion="200" Compressed="yes" InstallScope="perMachine" /> <MajorUpgrade DowngradeErrorMessage="A newer version of [ProductName] is already installed." /> <MediaTemplate EmbedCab="yes" /> <Feature Id="ProductFeature" Title="SetupProject1" Level="1"> <ComponentGroupRef Id="ProductComponents" /> <ComponentGroupRef Id="ProgramMenuComponents" /> </Feature> <UIRef Id="WixUI_Minimal" /> </Product> <Fragment> <Directory Id="TARGETDIR" Name="SourceDir"> <Directory Id="ProgramFilesFolder"> <Directory Id="INSTALLFOLDER" Name="テストアプリ" /> </Directory> <Directory Id="ProgramMenuFolder"> <Directory Id="MyMenuFolder" Name="テストアプリ" /> </Directory> </Directory> </Fragment> <Fragment> <ComponentGroup Id="ProductComponents" Directory="INSTALLFOLDER"> <Component Guid="*"> <File Source="$(var.WpfApplication1.TargetPath)" KeyPath="yes"> <Shortcut Id="ShortcutMyMenu" Directory="MyMenuFolder" Name="テストアプリ" WorkingDirectory="INSTALLDIR" Icon="MyIcon.exe" IconIndex="0" Advertise="yes"/> </File> <File Source="$(var.WpfApplication1.TargetPath).config" /> </Component> </ComponentGroup> <ComponentGroup Id="ProgramMenuComponents" Directory="MyMenuFolder"> <Component Guid="*"> <RemoveFolder Id="MyMenuFolder" On="uninstall"/> <RegistryValue Root="HKCU" Key="Software\[Manufacturer]\[ProductName]" Type ="string" Value="" KeyPath="yes" /> </Component> </ComponentGroup> <Icon Id="MyIcon.exe" SourceFile="$(var.WpfApplication1.TargetPath)" /> </Fragment> </Wix>
.exeと一緒に.exe.configもインストールするようにしています。WPFアプリの静的な設定ファイルみたいなもの?なので、セットにしておくと良いようです。
スタートメニューから起動できるようにショートカットを作るようにしています。
ちょっと豪華なUIにするためにWiXUIを使っています。チュートリアルではコマンドラインで "-ext WixUIExtension" オプションを追加していましたが、VisualStudioのプロジェクトでは参照(References)でWixUIExtension.dllを追加します。日本語設定も必要なので、プロジェクトのプロパティの[Build]の Cultures to build: に "ja-JP" を記述しています。
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